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故岩間清平君の墓参と偲ぶ会

昨年12月18日、62年卒・岩間清平君が逝去されました。
その墓参と偲ぶ会の報告です。
近年、音信が途絶えていたため、角谷君より知らされて突然のことに驚きご遺族に問い合わせし、悲しみに沈んでしまいました。
享年69歳でした。
まず、連絡のとれる同期の宮本・里藤君と山岳部同期の川合・塩見さんにお知らせし、故人と岩倉時代から親交のあった1年先輩の松村さんにお伝えし相談したところ、同期の方々に連絡して合同で墓参と偲ぶ会をしようということに運んでいただきました。
千葉県に住む私には京都での会合の調整は出来ないので、いつもながら一切を松村さんにお願いしてしまいました。
3月11日(木)、烏丸今出川にある喫茶「わびすけ」に2時集合ということになりました。
残念なことに塩見さんは前々日になり、参加出来なくなった旨の連絡を受けました。
集合までに時間があったので、出町柳から同志社の校内を歩いて「わびすけ」に向う途中で、先輩の小野さんとパッタリお会いして、「早いけど行きますか」ということになり「わびすけ」へ。
「わびすけ」は、50年以上前の学生のころからあった喫茶店で、当時は一階のガラス窓の内側に生け花が置かれていて、ハイクラスの感じで腹ペコの下宿学生は入ることはありませんでしたが・・・。
入ると「オオゥッ!」といった感じで、川合さんと宮本の姿を店の奥にとらえました。
そして里藤、松村さん、植西さんが来られ、予定では九州の大宰府から上田さんが来られるとのことでしたが、空便のトラブルで予定より30分くらい遅れるとの連絡が松村さんに入り、それまでの間、久しぶりの再会で近況報告などに花が咲き、セーブしながらも大声になり、隣席の客がたじろぐような会合となりました。
まず出た話題は体調&病気や薬のこと・・・。
「この話題はしゃぁないな」ということで話しが尽きたころ、いいタイミングで上田さんが駆けつけて来られたので墓参へと立ち上がりました。
岩間家の墓は同志社から近い「無学寺」にあるので徒歩で向かいました。

花を供え、それぞれが墓前で手を合わせ、冥福を祈りました。
締めくくりに墓石に日本酒をたっぷりとかけ、「また来るぞ」と明るく別れを告げました。

体調が悪いという小野さんとはここでお別れすることになりました。
4時からの偲ぶ会には若干時間があったので、新町の山岳部の部室に寄ってみると、クライミングボードに取り組んでいる約1名の山岳部員君らしき姿があり、その彼が松村さんには挨拶したので部室に案内してもらいました。

私自身は3年ほど前に行ったことがありますが、かつて新町のプール横にあった部室や(旧)新町校舎そばにあった部室とは明るさや清潔さに雲泥の差があります。
かたわらのダンボール箱には無造作にアイゼンがいくつも入れられていました、共同装備なのだろうか?
かつての部室には付きものだった遭難者の遺影がないのがいい、これも時代だ。
偲ぶ会は錦通西洞院の「井傳」
岩間君の冥福を祈りつつ、何十年ぶりかの再会に導いてくれたことに感謝して献杯。
私たちの学年は20人以上が夏山合宿に参加しましたが、川合さんと塩見さん(2年から入部)を含めて
翌年まで残ったのは消息不明の村上と故人となった岩間に今回参加の宮本・里藤・今成の7人でした。
運悪く、初めて実施された愛宕山でのボッカ・トレの話し、夏山縦走の話し、金比羅ロック・トレの話し、新人歓迎コンパでの悲惨だった酒の話、冬山の初日に○○さんがルートを間違えた話し・・・「あの時アレはなんだったのですか」といった質問などが飛び出したりして、岩間君の逸話などを中心に、半世紀も前の話題に花が咲き尽きることがありません。

何時間が経過したのでしょうか、美味しい料理も尽き後ろ髪を引かれる思いで「岩間君を偲ぶ会」を締めることとなりました。

   前列左より 川合 松村 上田 植西  後列 里藤 今成 宮本
こうした会合は各期で実施されているのではないかと思いますが、学年を超えての会合がこんなに話しが弾むとは思いませんでした。
これは一重に61年卒の先輩の方々(今回はご都合により参加いただけなかった諸兄や故人となられた長谷川さん)の人徳あるいは力によるものではないかというのが、62年卒同期が受けた感想です。
「岩間君ありがとう」、君がいなのが残念だったけど、君のお蔭でこうした交流が持てて、重ねて感謝します。
岩間へ、九州から駆けつけて来てくれたあの時2年生の上田さん・・・新人合宿の劒沢から→白馬→笠の大縦走のトップだった。
私はバテバテだったけど、おまえは強かったなあ・・・。
パンを拾って食べたり・・・、あれから50年近くが過ぎたんや
IMG_0008a.jpg
         宮本  今成  岩間  里藤 (1961.3 利尻岳登頂を終えて帰路の船上で)
                             62年卒  今成 征三 記

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Author:dacob
同志社大学山岳会は同志社大学体育会山岳部のOB会です。

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