慧海の歩いた道を辿る ③

慧海はムスタンのツァーラン村で修行を重ねチベットへ発ちました。
我々(清水正弘君 82年卒 と和田)は8月18日、カリガンダキを遡上してダンガルゾンの対岸パレック村へ到着しました。
そこで、チベット犬が狼を追いまわすという珍しい光景に出くわしました。3000m程度のこの辺には樹林が残っており、狼の隠れ家となって生息しているようです。
ダンガルゾンからは急峻な山間の斜面を這うように巻きながら、尾根を三つほど越えるとサンダという村に着きます。この村はチャルンパコーラという渓流がカリガンダキに注ぎ込んでいますが、その渓流の断崖絶壁の上にあります。


村の囲いの北側は500mほど切れ込んだ谷になっており、下の流れは見えません。
この村から東に向かってカリガンダキまでゴルジュが続き、川沿いには道がなく冬の間は交通が途絶えます。
従って、人が亡くなっても崖から落とす「水葬」となるそうです。
慧海が通った時には、ターウというダッタン蕎麦しかとれませんでしたが、今では小麦や普通の蕎麦が収穫できます。
対岸には水が出なくなったため、放置された廃村がわびしく崖に張り付いていました。
                                  和田 豊司

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